立山・室堂〜真砂ロッジ〜仙人湯〜欅平
2010年度山行報告 (C) 昭和山岳会(東京都山岳連盟)
メンバー:錦織、佐々木正人、佐々木満喜与、小野寺(記)

日程:2010年10月9日〜12日

ルートの概要: 猿倉〜白馬大雪渓〜白馬山荘〜雪倉岳〜朝日岳〜黒岩山〜犬ヶ岳〜白鳥山〜親不知
10月9日
朝、電鉄富山の駅に銘々が集まる。夫々夜行バスでの到着であるが、別々の便。

筆者・小野寺も初のバス利用。前の晩、新宿駅前の指定された場所に行くと、同じバス利用者らしい人が数人ビルの前に座っている。こんな夜中(23時過ぎ)に沢山の人たちがいるのは異様な感じがした。待ち合わせ時間になるとバス会社の人がスピーカーで話始め、複数のパーティに分けられ、その後、バスが止まっている場所を指定され、歩いて5分程度のところに行き、運転手に名前を告げ、荷物を預け、車に乗る。既に座席票が貼られており、その通りに座る。 バスはJR富山駅の北口に着く。JR駅はいつもの位置より移動しており、新幹線発着の準備かも知れない。

7:28分発の立山行きに乗り、8:30頃到着。8:50にケーブルカーに乗り、美女平ですぐにバスに接続、9:50には室堂に到着する。弥陀ヶ原の紅葉もきれいだ。外は雨が降っている。 カッパを着て10時15分出発


室堂での出発前


雷鳥沢をバックに

12:30に別山乗越
剣沢を下り剣沢小屋前に13:15着
雪崩でやられた以前の小屋を改築し、場所も三田平寄りになっていた。
さらに沢を下り雪渓を辿りながら15時30に真砂沢ロッジ前に着く。雨も大降になっておりテントよりも小屋泊を考えたが、予約なしでは泊めることは出来ないとのこと。
止むを得ずテントを張るが実はこの方が快適であった。小屋はかなり混んでいた模様。 団体さんの予約で一杯だった。 本来、小屋はどんな場合でも宿泊客を断ることは出来ないはず。翌日に通り過ぎる予定の仙人ヒュッテの人も同じことを言っていた。


紅葉の剱岳


朝のテント場

10月10日
6:00起床、7:30出発、夜半は雨が降ったり止んだり、しかし強くはない。

8:50  二股、

バックは近藤岩。


剣沢方面にも日が出てきた。

仙人峠を目指して急坂を登る。段々と雨になってくる。
三の窓の雪渓と紅葉


仙人峠への道、紅葉に囲まれた佐々木夫妻


途中にはりんどうの花

仙人峠から仙人ヒュッテへ 



11時35分に仙人ヒュッテ到着

池の前

例の団体さんはここで宿泊らしい。コーヒーを小屋の入口で飲んでいたら多くの人たちがやってくる。我々は11時50に出発
13時15分に仙人温泉に到着。
雨、そして石の道を沢沿いに下り、時間が長く感じられる。 この小屋、団体のキャンセルがあったようで、かなりすいていた。当初予定通りの素泊まりということにする。一戸建てのバンガロー風の建物に4人悠々と泊る。詰めて10人くらいは泊めるのだろう。 ビール、温泉と一息つく。下図は建物の中。

10月11日
5時30分起床、やはり雨。天気は良くなる方向らしいが、、、?
7時、小雨の中を出発、最初は下り気味にトラバース、結構きつい。しかし何となく山道らしい雰囲気。9時10分に仙人ダム到着。この頃は晴れて黒部川も透き通ってみえる。ダムの中を通り阿曽原への登りがきつい。その後道は水平になり、下って阿曽原着 10時35分。 小屋のおばさんの話を聞く。2,3日前に日電歩道で1名亡くなっているらしい。注意していくように、とのこと。11時頃出発。
水平歩道に出るまでの登りがきつい。
14時20分に150mの志合谷トンネルを抜け、16時30分、欅平着。奥鐘山の西壁が威圧的だ。

水平歩道を行く。

欅平で佐々木夫妻は本日のうちに家に帰る必要があるとのことで分かれる。 彼らは電車の時間が1時間後とのことで駅の近くの猿飛温泉に入るとのこと。結局、その日のうちには着かないことがわかり、魚津に泊ったとのこと。 錦織、小野寺は祖母谷温泉に向けて出発。少々急いで16時45分?17時20分に到着する。 テント泊の予定だったが、雨もちらつき、辺りも暗くなってきたので、それを言い訳に素泊まりにする。ビール、露天風呂を楽しむ。翌12日はゆっくり起きて、富山にて美味しいお酒、寿司を食べ、帰京する。 祖母谷温泉の露天、朝風呂を楽しむ錦織。